第19回立山登山マラニック
今年も夏の終わりは立山登山マラニック
に参加します。昨年は悪天候で残念ながら
室堂ゴールになってしまい、雄山山頂まで
たどり着けませんでした。
今年こそは海抜0mから3003mまで駆け上
がりたいものです。
しかし、大会日が近づくにつれてだんだん
雲行きが怪しくなってきました。
ちょうど前線が富山県上空にかかりそうな
感じです。
それでも、昼から回復傾向との予報に
期待して当日を迎えました。
午前2時半頃に雨が降る中、浜黒崎海岸
に到着。
まずは受付を済ませて、称名行と室堂行の
荷物を預けます。
スタート会場の砂浜に移動し、日本海の
海水に触れます。
海抜0mスタートの醍醐味です。
風雨強まる中、開会式が始まります。
今年も200名のちょっと変わった人達が
集まりました。
挨拶のあと4時にスタート。
松明を持った実行委員長を先頭に、まず
は常願寺川まで海岸沿いを走ります。
川まで達すると、あとはひたすら堤防を
上流に向けて進みます。
夜明け前なので、ハンドライトの灯りを
頼りに坦々と走っていきます。
舗装されていたり、ダートになったりと
路面状況は変わります。
途中、河川敷の中を折れ曲がったり
しながら進みますが、係員が誘導して
くれるので安心でした。
途中で雨がやんで安心したのですが
しばらくするとまた降り出してきました。
なんか昨年の記憶とまったく同じです。
ペースもほぼ昨年と同じような感じで
進んでいます。
大日橋給水ポイント(10km)には、
56分ほどで到着しました。
水を飲んですぐに出発します。
5時を過ぎると少しずつ明るくなって
きました。
雷鳥大橋を渡って、右岸に移動します。
平地区間は終わり、だんだん山が近づ
いてきました。
岩峅寺雄山神社(21km)には1時間42分
くらいで到着。昨年とほぼイーブンです。
エイドでパンをいただき、走り出します。
ここから左岸に渡るといよいよアップダウン
が出てきます。
このあたりから私設エイドもところどころ
出てきて、とてもありがたいです。
昨年は芳見橋を右岸に渡った先の登り坂
で足が攣ったのですが今年は大丈夫そう。
芦峅雄山神社の私設エイドで元気を
もらって先に進みます。
立山大橋では景色が見えず。
今年もコンパクトカメラを持ってきているの
にまたまた重し状態です。
立山大橋を渡ると長い登り坂。
歩きたくなる気持ちを抑えて、よろよろ
走っていきます。
登りきると今度は長い下り坂が待ってます。
あまり足を使わないように、ゆっくり下ります。
坂を下りきると立山駅が見えてきました。
すぐに立山駅エイド(38km)に到着。
スタートしてから3時間35分くらいでした。
昨年より5分くらい短縮できたのは足が
攣らなかったから?
ここは第1関門(6時間)になっているとの
こと。ここまでは順調に進んでます。
しかし、この先の桂台から称名の間が
大雨で通行止になっているそうです。
トップの選手を筆頭にみなさん足止めを
食ってられました。
しばらく待機していると、運営の方々の
努力で通行止が解除になるとの連絡が
ありました。
結局、僕は7分くらいのロスタイムで再
スタートができましたが、トップクラスの
選手は30分以上待たされたとのことです。
先頭集団にはすぐに置いていかれましたが
マイペースでよろよろ走って行きます。
電光掲示板にはまだ通行止の情報が。
立山駅から称名までの8kmは傾斜が
いっきに強まります。
昨年は歩くことも多かった区間ですが
今年はなんとか粘りながら走ります。
まあ、歩くのとそんなに変わらない速度
ですが。
桂台に到着しました。称名までのゲート
は無事に開かれています。
ここでも私設エイドが立っていて、力を
いただくことができました。
悪城の壁はガスでまったく見えません。
昨年よりもガスが濃いようです。
なんとか頑張って走ってきましたが、
称名近くで勾配が10%を超えてくると
歩いてしまいました。
この頃になると、ウォークの部の参加者に
追いついてきました。
昨年は八郎坂の途中で追いつき始めた
のですが、今年は桂台で足止めを食った
影響で出遅れているようです。
ウォークの方々にも応援をもらいながら
進みます。
称名エイド(46km)には4時間43分で
到着しました。
標高980mなので、ここから2000m以上
登らないといけません。
称名行の預けていた荷物から必携品の
防寒具を取り出してザックに仕舞います。
昨年は靴を履き替えましたが、今年は
ロードシューズのまま先に進みます。
まずは難所の八郎坂の登りです。
つづら折れでどんどん高度を稼ぎます。
称名滝は爆音だけ聞こえて、ガスで姿は
見えませんでした。
ひーひー言いながら登りきるとアルペン
ルートに出ました。
すぐに、弘法エイド(50km)です。
称名から4kmで620mくらい登りました。
スタートから5時間56分かかっています。
昨年より15分短縮出来たようです。
木道は滑りやすいので注意。
昨年同様景色が全然見えなくて悲しいです。
しばらく木道を進んで道路に出ました。
あとはひたすら車道を登るだけです。
観光バスが何台も追い抜いていくので
ふらつかないように注意が必要です。
弥陀ヶ原エイド(53km)を6時間40分で
通過します。
昨年よりも走れる時間は長くなりましたが
歩いてもそんなに変わらい速度です。
弥陀ヶ原ホテル前を通過。
先ほどエイドで今年も室堂ゴールになった
と聞いたので、がっかり感は半端ありません。
自然相手だとどうすることもできないです。
まだ今年のゴールまでたどり着いてませ
んが、来年も出ることに決めました。
昨年は暴風雨状態でしたが、今年は風が
そんなに吹いていません。あわよくば頂上
までと思っていましたが仕方ないですね。
後から聞きましたが、スタッフが上まで
スタンバイしに登ってくれたようですが
山岳警備の方に低体温症の危険もある
ので頂上はやめて欲しいと言われたようです。
それと、先ほどの通行止でウォークの部の
出遅れも多少の影響はあるようです。
室堂ゴール(60km) 標高2450m
7時間54分で到着しました。この大会は
レースではないですが、24番目にゴール
することができたようです。
ゴール後に食べたお粥がめっちゃ美味し
かったです。
室堂行の荷物は受け取れましたが、
称名からの荷物がまだ届かないので
しばらくゴール会場で待機します。
30分ほど待つと荷物が届きました。
受け取ってから雷鳥荘に向かいます。
この大会には後泊がついているのです。
雷鳥荘の温泉で汗を流してから、相部屋
になったみなさんと楽しいひとときを
過ごしました。
山小屋で食べるお刺身も格別ですね。
夕食後の懇親会も楽しかったです。
そして、翌朝はなんと快晴。
立山連峰がきれいに見えています。
大日岳方面や富山市街も見えています。
来年こそはこんな景色の中を駆け上がって
きたいものです。
そして今年も悪天候の中で誘導していた
だいた係りの方や力をいただいたエイド
のスタッフのみなさん、そして沿道で応援
いただいた方々に感謝です。
2016.08.27 60km 悪天候短縮
累積上昇高度2851m
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